Figshare、データ共有の状況に関する調査報告書を公開

2016年11月01日

ヨーロッパ

Figshareは10月26日、オープンデータとデータ共有に関する調査報告書"The State of Open Data(試訳:オープンデータの状況)"(pdf:52ページ)を公開した。

本調査は、2,000人の研究者を対象に実施し、オープンデータに関する認識の程度、データ利用に関するインセンティブ、自身の研究データをオープンにすることの研究者の態度を考察するもの。主な結果は以下の通り。

  • 対象者の多くにとってオープンデータは既に現実のものとなっている
  • 研究者はデータをオープンにすることで受けるクレジットを重視している
  • オープンデータは年齢やキャリアを超えて認識されている
  • 対象者のオープンデータに関する知識が曖昧で、ギャップがあり、より多くの情報が必要である。おそらく、オープンデータ共有をためらう一連の決定的要因がある
  • 研究者はデータセットの引用の方法に確証を持てない
  • 今後、よりオープン化が進む兆しが見える


[ニュースソース]