研究者の研究インパクトの進化を定量化する(論文紹介)

2016年11月24日

北米・中南米

サイエンス誌11月4日掲載論文"Quantifying the evolution of individual scientific impact"(試訳:研究者の研究インパクトの進化を定量化する)(pdf:10ページ)を紹介する。本稿は2,887人の物理学者の論文と、多様な分野の研究者データを分析し、成功を収める研究キャリアの背景にある定量化可能なパターンを見いだす。

研究者の生産性(通常、研究人生の初期に最大となる)を説明する場合、最も大きな影響を持つ論文は研究者の経歴の中でランダムに発生する。しかし高インパクト論文を生産するプロセスが完全にランダムというわけではない。著者らは確率的要素、生産性、また各研究者に特定の、研究者経歴を通じて一定であるという因子Qに基づいて、インパクトの定量モデルを開発した。

[ニュースソース]

Quantifying the evolution of individual scientific impact - Science 2016/11/4