ネイチャー社が11月16日に発表したNature Indexによると、自然科学分野のトップジャーナル68誌において、複数の国の著者による共著論文数は2012年の2万1,460から2015年の2万4,951と16%増加した。特に生物学分野では21%と大幅に伸びた。
また英国の欧州連合(EU)離脱に関する国民投票前の英国と欧州連合(EU)諸国との共著論文数は26%増加した。EUの研究機関との共著論文を発表した英国の研究機関は、2012年の651機関から2015年には700へと増加した。共著の相手国はドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オランダの順に多かった。
研究機関別では、共著数が最も多い機関はフランス国立科学研究センターで、イタリア National Institute for Astrophysics、欧州原子核研究機構 (CERN)、中国科学院、マックスプランク研究所と続き、米国航空宇宙局(NASA)は第6位であった。ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)は、これら大学との共著論文を発表する機関が最も多かった。
国別では、米国と中国の研究機関との共著が多かった。
[ニュースソース]
Nature Index shows significant increase in UK and EU collaboration - Nature 2016/11/16