ORCIDは12月29日付けで、2016年の活動を取りまとめた記事を掲載している。
- 新規ORCID登録数:50%増、総数290万件。50のシステムで使用されている。
- 会員組織数:29%増の601組織。新たに設立したコンソーシアは、ベルギー、フィンランド、ドイツ、オランダ、ニュージーランド、台湾、米国のLYTASISなど7つで、2015年の2倍に増加。新規会員組織の多くはこれらのコンソーシアを通しての加入。
- ワークショップ開催数:15か国。
- Helmsley Charitable Trustより、引き続き18か月間184万ドル(1億9千万円相当)の助成が決定(小欄記事)
- オープンレターへの署名組織数:25組織。オープンレターは論文投稿時のORCID iD記入を必須とするORCIDと出版社との取り決め。(小欄記事)
- Collect & Connect programの開始:ORCID統合の一貫性とベストプラクティスを支援し、研究者のORCIDの認知を高めるプログラム
- ジャーナル論文でのiDの表示、書籍のワークフローでの活用、特許文献でのiD表示
- THORプロジェクト(小欄記事)を通じたiD採用の取り組み
- CRIS、出版システムなど異なるワークフローとの統合を模索
- PIDapalooza、Peer Review Weekでの連携
- Crossref およびDataCiteとの連携、作業部会を結成し、2017年初頭より取り組み開始予定
- ORCID Trsutプログラムの開始:4領域(個人による制御、信頼できるレジストリ、コミュニティーに対する説明責任、情報の整合性)におけるORCIDの信頼性を支援するプラクティスとポリシー
- Facebook、Google、大学/研究機関のアカウントとの相互運用を可能とするための取り組みを開始
[ニュースソース]
2016:the Year in Review - ORCID 2016/12/29