LIBER等、ECの著作権改革にさらなる修正を求める声明を発表

2017年01月13日

ヨーロッパ

欧州の大学、図書館、助成機関、研究機関で構成される5つの組織は1月10日、欧州委員会(EC)のデジタル単一市場戦略(参考)において研究や教育に直接影響を与える主な5つの項目(テキストデータマイニング、国境を超えた教育と研究、文書の供給、付随的著作権、および透明性の責務)について修正を求める声明(PDF:3ページ)を発表した。

声明を発表した組織は以下の通り。

  • 欧州研究図書館協会(Association of European Research Libraries, LIBER)
  • Conference of European Schools for Advanced Engineering Education and Research(CESAER)
  • 欧州大学協会(European University Association、EUA)
  • 欧州研究大学連盟(League of European Research Universities、 LERU)
  • Science Europe
テキストデータマイニング(TDM)に関係する部分については、TDMの例外は科学的研究を行う研究組織に限定せず、コンテンツへの法的アクセス権を持つ個人あるいは組織とすべきであるとしている。また例外による受益者の権利行使を妨げたり、TDMの実施方法に不合理な制限を課したりするような技術的手段を使用しないことを明記すべきであるとしている。