データ-文献情報交換相互運用フレームワークScholix(記事紹介)

2017年01月19日

アジア・オセアニア 北米・中南米 ヨーロッパ

D-Lib Magazine2017年1/2月号Volume 23, Number 1/2において、 RDA/WDS Publishing Data Services作業部会が提案するデータ-文献情報交換相互運用フレームワークScholix (SCHOlarly LInk eXchange)を解説する記事"The Scholix Framework for Interoperability in Data-Literature Information Exchange(試訳:データ-文献情報交換相互運用フレームワークScholix)"が掲載されている。著者はオーストラリア国立データサービス(Australian National Data Service、ANDS)のAdrian Burton氏ほか。以下、抄録より抜粋する。

Scholixは普遍的インターリンキングサービスを想定した、マルチハブの総合運用フレームワークの技術指針を提案する。ハブは各コミュニティーからのデータ-文献情報が集まる集積ポイントである。データセンター、リポジトリ、ジャーナルに関連するハブには、それぞれDataCite、OpenAIRE、Crossrefがある。このフレームワークは、共通の概念モデル、情報モデル、オープン・エクスチェンジ・プロトコルによりハブ間の相互運用が可能でありながら、コミュニティーごとのプラクティスを尊重している。Scholixにより研究データと関連する文献の発見、解釈および再利用が容易となり、研究者へのデータ共有のインセンティブとなる。