科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は3月29日、Discussion Paper No.142「科学・技術・産業データの接続と産業の科学集約度の測定」を公表した。
この報告書では、科学論文(科学知識)、特許(技術知識)、および経済センサス(産業)のデータを組み合わせて、日本の産業の科学集約度を測るための新しい指標を提示した。この指標は、既存のサイエンス・リンケージ指標では捉えることができない、アカデミア(大学・公的研究機関)と企業の共同研究、およびアカデミアが出願する特許によって生じる科学と産業界の相互作用を反映している。
この指標により、サイエンス・ベース産業以外の分野も含めて、科学知識が産業のイノベーションで、ますます重要となっていることが明らかになった。
要旨PDF:1ページ
概要PDF:8ページ
報告書全文PDF:61ページ
[ニュースソース]
科学・技術・産業データの接続と産業の科学集約度の測定[DISCUSSION PAPER No.142]の公表について - NISTEP 2017/3/29