経済産業省は3月30日、国際標準化機構(ISO)において、わが国から国際標準化提案した「デジタルアーカイブにおける権利情報の記述と表示」が新業務項目提案(NP)として承認されたと発表した。
日本では、国立国会図書館の「国立国会図書館デジタルコレクション」や国立公文書館の「国立公文書館デジタルアーカイブ」など多くのサービスが存在するが、デジタルアーカイブの権利情報(データのコピーや転載等)について、記載内容やその表示場所がWebサイトごとに異なっており、二次利用者にとって探しづらく、デジタルアーカイブの利用の弊害となっている。
本提案はデジタルアーカイブの権利情報に関する記載内容と記載位置を定める国際標準を開発するものであり、わが国の財産であるデジタルアーカイブの国際的利用促進に貢献するものと期待される。
[ニュースソース]
デジタルアーカイブの利活用促進のための国際標準の検討が始まります~デジタルアーカイブ「コピーして使っていいの?」に答える標準化~ - 経済産業省 2017/3/30