国立情報学研究所(NII)は4月1日付で、達成すべき目標が明確な研究課題に計画的に取り組む研究施設(センター)として「オープンサイエンス基盤研究センター」を新設する。センター長は、NIIコンテンツ科学研究系の山地一禎准教授が務める。
NIIが開発・提供している共同リポジトリサービス「JAIRO Cloud」を利用するなどして、これまで数多くの大学や研究機関等が論文のオープンアクセス活動を実現する機関リポジトリのシステムを構築してきたが、本センターでは、このシステムを研究データも含めた研究成果の「公開基盤」へと発展させる。
さらに、組織や研究分野のリポジトリで公開される膨大な情報を集約・分析して知識情報とし、これを検索する「検索基盤」を構築し、研究のコンシェルジュとしての機能を提供する。
[ニュースソース]
「オープンサイエンス基盤研究センター」を新設/ICT基盤の構築と運用で日本のオープンサイエンス展開に貢献 - NII 2017/4/3