海洋研究開発機構(JAMSTEC)国際海洋環境情報センター(GODAC)は4月3日、JAMSTECの潜水調査船や無人探査機等による潜航調査で撮影された映像や画像に映っている海底ごみの情報を抽出し、「深海デブリデータベース」として公開を開始した。
現在、GODACから配信している深海映像・画像のデータベースである「深海映像・画像アーカイブス」で一括りに取り扱ってきた"海底ごみ"が映っている深海映像・画像から、深海に沈むごみの種類を細かく分類するとともに、インターネットを通じて広く情報発信するためのデータ公開サイトを構築し、このたび公開に至った。
深海生物と同様、深海に沈んだごみの様子は日常生活で見ることがないため、海底におけるごみの様子や地質・地形、生態系との関係の理解や、環境問題として教育現場等さまざまな分野での活用、さらには国際的にも対応が進められている海洋ごみ問題への対処に寄与することが期待される。
[ニュースソース]
海底ごみの映像や画像を集めた「深海デブリデータベース」を公開 - 海洋研究開発機構 2017/4/3