Kudos、研究者の学術コラボレーションネットワーク活用に関する調査結果を公表

2017年04月10日

ヨーロッパ

研究論文のインパクト向上支援サービスKudosは4月4日、テイラー&フランシス、経済協力開発機構(OECD)、SAGE等出版社10社の協力のもとで行った、著者の研究成果共有の態度に関する調査結果を公表した。

ResearchGateAcademia.eduなどの学術コラボレーションネットワーク(SCN)を活用する理由は、他の研究者の発見やつながりを求めるというよりも、全文テキストへのアクセス(66%)が最も多く、論文のアップロード(57%)が幅広く支持されていることが明らかとなった。

ResearchGate利用者について見ると、使用頻度は、毎週(66%)、毎日(36%)、毎月(84%)であった。出版社/ジャーナルの著作権および共有方針は尊重されるべきに同意あるいは強く同意するは83%、これら方針に関わらず論文のアップロードを認めるべきは60%であった。21%はSCNでの論文共有に著作権あるいは方針が適用されることを理解していなかった。

全キャリアレベル、分野、全地域を対象としたが、回答の多かったグループは早期キャリア研究者(39%は博士課程修了後10年以内)、欧州(40%)、北米(18%)であった。分野別構成は科学、技術、工学、医学で64%、社会人文学は36%となっている。

[ニュースソース]

Survey shows author sharing via scholarly collaboration networks is widespread, despite strong support for copyright - Kudos 2017/4/4