RDA第9回総会で、研究データ出版方針の標準化に関するインタレストグループが発足(記事紹介)

2017年04月17日

ヨーロッパ

​ネイチャー社のScientific Dataブログにおいて、4月5~7日にスペイン・バルセロナで開催された研究データ連盟(RDA)第9回総会で発足した研究データ出版方針の標準化に関するインタレストグループの記事を掲載している。同グループは、ワイリー社、オーストラリア国立データサービス(Australian National Data Service、ANDS)、英JISCを共同議長とし、ネイチャー社が議長を務め、ワーキンググループへの昇格を目指す。

同グループは、多様な利害関係者が分野による違いを超えてさまざまな段階のコミットメントを許容できる研究データ方針の共通の枠組みを明らかにすることを目的としている。

シュプリンガー・ネイチャージャーナル社のジャーナル955誌(40%)は標準化された研究データ方針を実施し、さらに100誌が方針を採用するプロセスに入っている。同社の研究データ方針標準化の取り組みの詳細は、"Standardising and harmonising research data policy in scholarly publishing"(試訳:学術出版における研究データ方針の標準化と調和)(pdf:7ページ)で解説している。

[ニュースソース]

Research data policy going back to basics in Barcelona - ネイチャー 2017/4/5