Journal of Librarianship and Scholarly Communication誌4月11日付け記事"Open data, [open] access: linking data sharing and article sharing in the Earth Sciences"(試訳:オープンデータ、[オープン]アクセス:地球科学におけるデータ共有と論文共有の関係)(pdf:17ページ)を紹介する。
抄録
[序論]:研究コミュニティーの規範は実践に影響を与え、オープン性と共有の規範は、研究サイクルの一側面での研究者の他者との共有を促すように形成される。さまざまな義務化は研究データの公開を要求するように発展してきたが、収集されたデータにより作成された論文については必ずしもそうではない。本稿では、研究者がPangaeaリポジトリでデータをオープンにする場合に地球科学における論文がどの程度OA(あらゆる意味でのOA)となるのかを調査する。[方法]:各論文のOAのレベルを決定するため、Pangaeaリポジトリのデータセットからの引用を調査した。[結果]:リポジトリに収録されたデータセットに関連したゴールドOA論文は2010年から2015年に25%増加し、75%は複数のオープンソースで利用可能であった。[考察]:ゴールドOAが選択される背景をさらに検討し、研究者が研究をオープンとする決定とOAの義務化の採用との関係を明らかにする。