日本経済新聞6月12日付け記事「世界の科学技術「米中2強」に 中国、論文4分野で首位」によると、「科学研究論文で、コンピューター科学や化学など4分野で中国が世界トップに立ったことが科学技術振興機構(JST)の調査から明らかとなった。主要8分野を米国と分け合った形で、米国1強から「米中2強」の時代に突入したと報じている。
この調査は世界の学術論文を収めたデータベースを用いて、他の論文に引用された回数から影響力を分析した。引用回数が上位10%の論文から、米国、英国、ドイツ、フランス、中国、日本に所属する研究者を割り出した。
分析に関わったJSTの伊藤裕子研究員は「中国が多くの分野で米国を抜くとは予想外だ」と指摘する。当分、米国優位は続くとみられるが、トランプ大統領は科学予算を大幅に減らす方針を示しており、中国の存在感が一層増しそうだ。
[ニュースソース]
世界の科学技術「米中2強」に 中国、論文4分野で首位 - 日本経済新聞 2017/6/12
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