Times Higher Education(THE)によると、研究者向けソーシャルネットワークサービスResearchGateは論文の削除を求める出版社グループの要求に応じる形で、論文170万件について容易に利用できなくする処置を講じたと報じている。
エルゼビア社、ワイリー社等出版社5社による連合(Coalition for Responsible Sharing、CRS)は10月初め、ResearchGateに対し著作権の侵害を理由に削除通知を送付した。それ以降、これら出版社の論文(93%相当)の即時ダウンロードができない措置を講じ、利用者は著者に複写依頼をしなければならない事態となっている。
CRS側は、「前向きな措置」ではあるものの、パブリックドメインへの再アップロードは可能であり、著作権を侵害していることに変わりない、とコメントしている。
[ニュースソース]
Publishers push ResearchGate harder in copyright battle - THE 2017/11/9
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