NISTEP 科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2017)を公表

2018年04月13日

日本

NISTEP(科学技術・学術政策研究所)は、4月10日、科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2017)を公表した。

NISTEPは、第5期科学技術基本計画期間中の日本における科学技術およびイノベーションの状況を把握することを目的として、2016年度から5年間の継続的な意識調査を行っている。今回公表されたのは、2回目の定点調査の結果である。

調査の対象は、産学官の有識者および研究者約2,800名。本調査から得られた主な知見は、以下のとおりである。

・2016年度から引き続き、大学・公的研究機関における研究環境の状況が、著しく不十分との認識が示された。

・基礎研究にかかわる3つの質問※に関しては、2016年度に比べると不十分との認識が増加した。特に、「我が国の基礎研究から、国際的に突出した成果が十分に生み出されていない」との認識が増加した。

※「イノベーションの源としての基礎研究の多様性は確保されているか」「我が国の基礎研究から、国際的に突出した成果が生み出されているか」「我が国の研究開発の成果は、イノベーションに十分につながっているか」

・学部教育、若手の雇用、産学官連携等に関する各大学・公的研究機関の好事例(良い変化の兆し)もあった。

要旨(pdf:1ページ)

概要(pdf:17ページ)

本文(pdf:196ページ)

インフォグラフィクス(pdf: 5ページ)

[ニュースソース]

科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2017)[NISTEP REPORT No.175, 176]の公表について - NISTEP 2018/04/10

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2017年05月19日 NISTEP、科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2016)を公表