英国のケンブリッジ大学出版局（CUP）は、4月12日、Code Oceanとの提携を発表した。Code Oceanは学術ジャーナルや会議予稿集に記載されたコード（プログラム）を簡単に発見・共有し、実行することができるクラウドベースのコンピューターによる再現性プラットフォームを提供している。
つまり、研究者や科学者は、著作権を保持したまま、実行可能なコードやデータに、学術誌や学会誌に掲載された論文へのリンクを張ることができる。他の研究者らはそのコードを実行して、データを再現・複製し、結果を立証・検証することが可能となる。
最初にCode Oceanを適用するジャーナルは、Political Science Research & Methods (PSRM)である。上記ジャーナルに、論文の結果の再現に必要なデータの保管を著者らに求めるポリシーが含まれていることがその理由である。
今後数か月の間に、両社は、コードやデータを利用する様々な学問領域のジャーナルの投稿ワークフローに本プラットフォームを統合させていくという。
［ニュースソース］
Cambridge University Press and Code Ocean partner to increase transparency and code executability ― NFAIS 2018/04/12
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