arXivは、1月15日、"arXiv's Annual Update"と題する記事を掲載した。本記事は、arXiv の2018年の総括と2019年の展望を示したもの。
arXivは2018年、物理学、コンピューターサイエンス、数学など9分野の150万件のOA(オープンアクセス)のe-printを公開し、2億2,800万ダウンロードを記録した。投稿数も2017年と比べ14%増加し、14万616件であった。
2018年の主な動きとして、arXivの運用主体がCornell University Library (CUL)から Cornell Computing and Information Science (CIS)に変わったこと、次世代arXiv (arXiv-NG)イニシアチブによるアーキテクチャプラン、新技術の導入などを挙げた。
2019年の展望として、arXiv-NG計画の継続、arXivメタデータおよびコンテンツにアクセスするためのAPIゲートウェイの公開ほかを挙げている。
[ニュースソース]
arXiv's Annual Update ― arXiv.org 2019/01/15 (accessed 2019-01-18)
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