Science誌は、1月31日、"Few open-access journals meet requirements of Plan S, study says"(試訳:Plan Sの要件を満たすOAジャーナルはほとんどなし。ある研究の結果から)と題する記事を掲載した。
本記事は、DOAJ(Directory of Open Access Journals)収載ジャーナルのPlan Sへの準拠状況を、14要件に基づき検証したノルウェーの研究者の研究を紹介している。
Plan Sに準拠している科学・医療系ジャーナル(全5,987誌)は15%で、人文社会科学系ジャーナル(全6,290誌)にいたってはわずか3%であったという。
対応期限の延長、例外の設定、オープンソースソフトウェアの開発支援などはあるものの、小規模出版社が技術的要件を満たすには、コストが高すぎるなどと述べている。
[ニュースソース]
Few open-access journals meet requirements of Plan S, study says ― Science 2019/01/31 (accessed 2019-02-01)
Few Open Access Journals are Plan S Compliant – MDPI 2019/01/22 (accessed 2019-02-01)
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2018年10月26日 Plan Sに準拠するための8つのルート(記事紹介)