欧州、白熱する著作権指令の議論の背後で進むPSI指令の改正の議論。学術界や企業から修正案の見直しを求める共同声明も(記事紹介)

2019年02月19日

ヨーロッパ

techdirtは、2月12日、"EU's New 'Open By Default' Rules For Data Generated By Public Funding Subverted At The Last Minute"と題する記事を掲載した。

本記事は、現在EUで盛んな著作権指令の議論の背後で、PSI(Public Sector Information)指令※の改正の議論が進んでいると指摘。

欧州議会(European Parliament)が示した修正案には、公的資金を受けた研究者によるデータの公開が含まれており、学術界や企業は「可能な限りオープンに、必要に応じてクローズに」するよう、PSI指令修正案の見直しを求める共同声明を発表していることなどを紹介している。

※公的機関が作成したデータの営利および非営利目的の再利用に関する指令。

[ニュースソース]

EU's New 'Open By Default' Rules For Data Generated By Public Funding Subverted At The Last Minute― techdirt 2019/02/12 (accessed 2019-02-14)

European legislation on the re-use of public sector information ― EC 2019/01/24 (accessed 2019-02-14)

Joint Statement on the Revision of the PSI Directive ― DIGITALEUROPE 2018/11/12 (accessed 2019-02-14)

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