オープンピアレビューはピアレビュープロセスを損なわない。一方で、プロセス改善への寄与も小さい(記事紹介)

2019年02月20日

ヨーロッパ

Nature誌は、2月15日、"Rare trial of open peer review allays common concerns"と題する記事を掲載した。本記事は、Nature Communicationsに掲載されたオープンピアレビューに関する調査の概要を示したもの。

本記事は、Elsevierが2010年から2017年の間に発行した9,000ジャーナル記事の1万8,000レビューを評価した結果、レビューにかかる時間や採択に大きな影響がなかったこと、レビュー報告書に氏名を明かすことに同意したのは8%であったこと、ポジティブなフィードバックの時に氏名の公表が選択されることなどを紹介している。

一方で、オープンピアレビューがピアレビュープロセスを損わないが、レビュープロセスを必ずしも改善するわけではないと付け加えている。

[ニュースソース]

Rare trial of open peer review allays common concerns ― nature 2019/02/15 (accessed 2019-02-18)

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