Nature誌は、2月26日、"High-profile subscription journals critique Plan S"(試訳:注目度の高い購読型ジャーナルがPlan Sを批評)と題する記事を掲載した。
Plan Sへの移行期間が短すぎること。社内の編集者が論文内容のチェックだけでなくニュースやオピニオン記事を作成し、ジャーナルのレベルの高さを保っている。そんな編集者のコストをAPCだけでは賄えないこと。"read & publish"のような契約モデルを2024年以降も許容すべきなど、本記事は、Springer Nature社や米国科学振興協会(AAAS)といった有名ジャーナルを発行する大手出版社が示したPlan Sへの懸念や不満を紹介している。
出版社らの主張に反論する、欧州委員会のOA(オープンアクセス)担当でありPlan S の立案者Robert-Jan Smit氏のコメントも示している。
[ニュースソース]
High-profile subscription journals critique Plan S ― Nature 2019/02/26 (accessed 2019-02-27)
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