強制では、オープンアクセスへの転換は難しい(記事紹介)

2019年05月13日

ヨーロッパ

Springer Nature社は、5月7日、"A faster path to an open future"と題する記事を公開した。

本記事は、read & publish契約がオープンアクセス(OA)普及において一定の成果を挙げていることなどを根拠に、Plan Sガイダンスへの回答として、Springer Nature社がハイブリッドジャーナルを支持する立場を表明したことなどを紹介。

ハイブリッドジャーナルの期間内の全OA化への要求姿勢を崩さないcOAlition Sに対し、Springer Nature社は、現時点で90%以上の助成機関がPlan Sに参加してないなどの問題点を指摘している。

Springer Nature社は、1出版社として、強制ではなく、OAへと先導する役割を担っていくと述べている。

[ニュースソース]

A faster path to an open future ― Springer Nature 2019/05/07 (accessed 2019-05-09)

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