OASPA(Open Access Scholarly Publishers Association、オープンアクセス学術出版社協会)は、5月29日、UKRI(UK Research and Innovation)への公開書簡を公表した。
本書簡は、UKRIが実施したOA(オープンアクセス)ポリシーに関する意見公募への回答を示したもの。
OASPAは、OAモデルの多様性を尊重しており、会員ごとにOAルートや観点など違いがあるとし、UKRIの意見公募において提起されたさまざまな質問に端的に回答することは困難であると言及。
VoR(Version of Record)のOA化に努めること、即時OAを可能にするあらゆるビジネスモデルをサポートすることなどを明記したOASPAが組織として定めた原則と標準を示しながら、UKRIに対して、可能な限り助成機関のポリシーを整備すること、既存あるいは新規に関わらずリソースの適切なガイダンス情報を著者に提供すること、主要OAインフラに財政的支援を行うことなどを求めた。
[ニュースソース]
OASPA Open Letter to UKRI ― OASPA 2020/05/29 (accessed 2020-05-31)
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