NISTEP、「新型コロナウイルス流行の研究活動への影響等に関する調査-博士人材データベース(JGRAD)におけるウェブアンケート調査」確報を公表

2020年10月05日

日本

​NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、9月30日、「新型コロナウイルス流行の研究活動への影響等に関する調査-博士人材データベース(JGRAD)におけるウェブアンケート調査」(調査資料-298)を公表した。

本調査は、NISTEP博士人材データベース登録者の博士課程在籍者・修了者(退学者含む)に対し、新型コロナウイルス流行の研究活動への影響を調査したもので、6月26日に公表した速報の確報版。

その結果として、新型コロナウイルス流行により、研究活動に影響が出ているとの回答は約8割で、その影響は研究活動に利用している建物・研究室、設備(実験機器)等の利用停止が最も多く、次いで学会、シンポジウム、ワークショップ等の中止・延期が挙げられている。博士号取得遅延はすでに遅れる見込み(あるいはすでに遅れた)との回答が6%で、遅れる可能性があると答えたのは30%、支援策として経済支援や学位課程の柔軟化等が求められていることなどが示されている。

新型コロナウイルス流行の研究活動への影響等に関する調査-博士人材データベース(JGRAD)におけるウェブアンケート調査-(h​​tml

※以上、NISTEP (accessed 2020-10-01)

[ニュースソース]

新型コロナウイルス流行の研究活動への影響等に関する調査-博士人材データベース(JGRAD)におけるウェブアンケート調査​​- [調査資料-298]の公表について ― NISTEP 2020/09/30 (accessed 2020-10-01)

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