cOAlition S、SPA-OPSのフォローアップのための新プロジェクト開始を発表

2020年12月04日

ヨーロッパ

cOAlition Sは、12月1日、SPA-OPS(Society Publishers Accelerating Open access and Plan S)プロジェクト※のフォローアップのための新プロジェクトを開始すると発表した。

新プロジェクトは、SPA-OPS終了(2020年初め)以降、EIFLなどのグループを介して英国、ヨーロッパ、その他の地域において合意に至ったOA(オープンアクセス)契約の進捗状況を把握すること、図書館、図書館コンソーシアム、学協会系出版社、独立系出版社と協力しTA(Transformative Agreement、転換契約または移行契約)を成功に導く要因を理解することなどを目的としたもの。

期間は、2020年12月1日から2021年3月31日までで、IP(Information Power)社が調査を実施するという。

※学協会系出版社などの小規模出版社のOAへの移行およびPlan Sの準拠ルートを特定することを目的したプロジェクト。Wellcome、UKRI(UK Research and Innovation)、ALPSP(Association of Learned and Professional Society Publishers、学協会出版者協会)が主導していた。

[ニュースソース]

New project to review progress on transformative Open Access agreements between library con​​sortia and smaller independent publishers ― Plan S  2020/12/01 (accessed 2020-12-03)

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