Publications Office of the EUは、12月7日、"Scholarly infrastructures for research software"を公表した。
本レポートは、EOSC(European Open Science Cloud)に研究ソフトウェアを含めるための推奨事項をEOSCの理事会がまとめたもの。
ソフトウェアは学術研究において重要な要素であるが、人間が設計し、人間が読み、機械が実行する特別な形式の知識であることが忘れられていると指摘。
本レポートは、ソフトウェアのアーカイビング、参照、記述(メタデータの作成)、作成者へのクレジットに関わる問題に対処するためには、標準やツールの開発、インフラの改善や相互連携などが必要であるとし、それらに関わる現在のニーズ、最新動向、未来のアーキテクチャデザインの分析から得られた推奨事項を示している。
[ニュースソース]
Scholarly infrastructures for research software ― Publications Office of the EU 2020/12/07 (accessed 2020-12-10)
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