IOPP(IOP Publishing)は、8月9日、UKRI(UK Research and Innovation)の新たなOA(オープンアクセス)ポリシーに対する意見を表明した。
IOPPは、UKRIのOAポリシーを支持するとしながらも、ゴールドOAを優先していないことを残念に思うと述べた。
IOPPは、検索や共有、再利用が容易なVoR(version of record)を即時OAで公開できるゴールドOAは、英国が助成した研究のVoRの完全OA化の実現において最善の方法であると述べている。
しかし、UKRIがリポジトリでのAAM(Author Accepted Manuscript、著者最終稿)の即時OA化も認めたことは、OA化の促進における障害であり、学協会出版者は現状のような高水準の査読と出版を提供するコストがまかなえず、実行可能な出版モデルの基礎を築くことはできないとしている。
[ニュースソース]
IOP Publishing response to UKRI open access policy ― IOP Publishing 2021/08/9 (accessed 2021-08-16)
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