CFLA-FCAB(Canadian Federation of Library Associations)※1は、8月11日、Access Copyright※2がYork Universityに支払いの義務付けなど求めた訴訟において、支払いは義務ではないというSupreme Court of Canada(カナダ最高裁判所)の判決は、同国の教育と図書館にとって「大きな勝利」だと表明した。
CFLA-FCABは、本判決はほぼ1世紀前に制定された同国の著作権法における議会の立法意図と一致しており、公正な取引と著作権に関するこれまでの最高裁の判決に基づいていると述べた。
本判決により、図書館ならびにユーザーコミュニティーはカナダの文化などを支援するための権利を行使し続けることができるとしている。
※1カナダの図書館コミュニティーを統合する組織。
※2カナダの著作権管理団体。
[ニュースソース]
Unanimous Supreme Court of Canada Decision is a Major Win for Education and Libraries in Canada:confirms Tariffs Not Mandatory and Reiterates Users' Rights and Fair Dealing Principles ― CFLA-FCAB 2021/08/11 (accessed 2021-08-23)
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