CC(Creative Commons、クリエイティブコモンズ)は、8月20日、UKRI(UK Research and Innovation)の新たなOA(オープンアクセス)ポリシーを、公的資金による研究成果のアクセスや共有、再利用を促進する「歓迎すべきイニシアチブ」だと表明した。
特に、UKRIから助成を受けた研究論文の即時OA化やCC BYライセンス下での出版の義務化を喜ばしく思うと述べた。
CCは、研究論文やデータを他者が自由に再利用できるようになることが、研究者間の連携強化や科学的発見の促進、信頼性の高い実用的な情報の一般への普及につながるとしている。
一方で、CC BY-ND※の使用は、研究者や一般の利用者にとっての標準的な再利用を制限しているため、OA出版において奨励すべきではないという考えも示した。
※原作者のクレジットを表示し、かつ元の作品を改変しないことを主条件に、営利目的での利用(転載、コピー、共有)が行えるCCライセンス。
[ニュースソース]
UKRI just released its open access policy ― CC 2021/08/20 (accessed 2021-08-30)
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは ― CCJP (accessed 2021-08-30)
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2021年08月12日 UKRI、新たなOAポリシーを発表