MIT Press、NERLおよびCRLがMIT PressのD2Oのライセンシングと請求処理の一元化で合意したと発表

2021年09月02日

北米・中南米

MIT (Massachusetts Institute of Technology、マサチューセッツ工科大学)  Press は、8月30日、NERL(NorthEast Research Libraries)※1およびCRL(Center for Research Libraries)が、MIT PressのD2O※2のライセンシングおよび請求処理を一元化することで合意したと発表した。

3年間の本合意により、NERLとCRLのメンバー図書館は、BPC(図書出版料)を支払うことなく図書をOA(オープンアクセス)化できる。

9月30日以前にD2Oコレクションのサポートを表明した図書館の特典として、アーカイブコレクションを含む2,300以上の学術タイトルのMIT Press Directプラットフォームのコレクションにアクセスでき、割引も受けられるという。

NERLは、「D2Oイニシアチブは、NERLが重視する透明性や持続可能性、公平性に基づいて書籍のOA化を進めており、メンバー機関のためにD2Oを支援できることを喜ばしく思う」と述べている。

※1学術電子コンテンツの共同ライセンスを通じて高等教育や研究の促進を目指すコンソーシアム。

※2図書館が共同でOAモノグラフに出資する出版モデル。1つのコレクションの1タイトルを購入する従来の出版モデルではなく、参加費を1度だけ支払い、モノグラフをOA化する。

[ニュースソース]

NERL and CRL sign agree​ment to support Direct to Open from the MIT Press ― MIT Press 2021/08/30 (accessed 2021-09-01)

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