NISTEP、新型コロナウイルス感染症が研究生産性に与える影響等に関する調査結果を公表

2021年09月06日

日本

​NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、9月1日、「新型コロナウイルス感染症対応が研究生産性に与える影響等に関する調査-博士人材データベース(JGRAD)におけるウェブアンケート調査」(調査資料-313)を公表した。

これは、2021年5~6月、博士人材データベースの登録者(博士課程在籍者および博士課程修了者等)に対して、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の対応が研究生産性に与える影響について調査したもの。

その結果として、COVID-19以前の研究生産性を10とした場合、COVID-19により研究生産性が9以下に低下したと答えたのは約70%であった一方、研究生産性への影響はあったが現時点で許容範囲になったと答えたのが約50%だったという。

また、国・自治体に対しては生活費・研究費の資金援助および研究資金の期限延長などを希望しており、人文・社会分野などのリモート化に対応しにくい研究テーマでは研究上の制約が特に大きいことなどが示された。

[ニュースソース]

新型コロナウイルス感染症対応が研究生産性に与える影響等に関する調査-博士人材データベー​ス(JGRAD)におけるウェブアンケート調査- [調査資料-313]の公表について - NISTEP 2021/09/01 (accessed 2021-09-03)

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