NISO、電子リソースパッケージ向け固有識別子のための推奨基準を構築する新たなプロジェクトを発表

2021年09月28日

北米・中南米

NISO(National Information Standards Organization、米国情報標準化機構)は、9月14日、電子リソースパッケージ向け固有識別子のための推奨基準を構築する新たなプロジェクトを発表した。

NISOは、ワーキンググループを設置し、サプライチェーン全般にわたって利用可能な、電子リソースパッケージ向け固有識別子に関する推奨基準を評価・策定する予定。

固有識別子により、電子リソースパッケージの識別における曖昧性の解消、手続きの合理化や効率化が可能になり、パッケージの変更の追跡も容易になるという。また、図書館は、パッケージに含まれる電子リソースのタイトルに関する明確な情報を入手できるようになり、出版社間でジャーナル移動が生じた際の請求処理の管理も可能になるという。

NISOは、電子リソースパッケージの名称について、現状では、請求書や出版社のウェブサイト、組織内データベースに表示・登録された名称によってのみ識別できるようになっていると指摘。名称は本質的に曖昧性を含んでおり、それがコンテンツプロバイダーやプラットフォーム、ユーザーなどに悪影響を及ぼしているという。

[ニュースソース]

New NISO Project—Package Identifiers ― NISO 2021/09/14 (accessed 2021-09-17)

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