MIT (Massachusetts Institute of Technology、マサチューセッツ工科大学) Press は、11月30日、3月に開始したD2O(Direct to Open)※の参加率が3年間の目標値の50%に達したと発表した。
多くの参加を得、MIT Pressは2022年春に学術モノグラフおよび編集コレクションをOA(オープンアクセス)で公開する。また、D2Oへの参加期限を2022年6月30日まで延長した。
現在までに、Academy of Fine Arts Vienna(ウィーン美術アカデミー)やUniversity of Toronto Libraries(トロント大学図書館)、Jiscや米国の大学コンソーシアムBTAA(Big Ten Academic Alliance)などの世界の160以上の図書館や大学、コンソーシアムが参加を表明している。
※図書館が共同でOAモノグラフに出資する出版モデル。1つのコレクションの1タイトルを購入する従来の出版モデルではなく、参加費を1度だけ支払い、モノグラフをOA化する。
[ニュースソース]
Direct to Open enables the MIT Press to publish its full list of spring 2022 monographs and edited collections open access — MIT Press 2021/11/30 (accessed 2021-12-03)
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