MPDL、Microbiology SocietyとTAを締結

2021年12月09日

ヨーロッパ

MPDL(Max Planck Digital Library、マックスプランクデジタル図書館)は、12月1日、Microbiology Society(微生物学会)とTA(Transformative Agreement、転換契約または移行契約)を締結したと発表した。期間は2022年から3年間。

本Publish & Read契約により、ドイツ国内の86のMax Planck Instituteの研究者は、同学会の完全OA(オープンアクセス)ジャーナルおよびハイブリッドジャーナルにAPC(論文掲載料)を負担せずにOAで論文を出版できる。MPDLがOA出版費用を負担し、研究者は著作権を保持できる。

またメンバー機関の研究者は、同学会の1947年以降のコンテンツの全アーカイブへのアクセス・閲覧・テキストマイニング・データマイニングが可能となる。

同学会とPublish & Read契約を締結している機関は、2020年の倍以上になったという。

[ニュースソース]

Max Planck Digital Library and Microbiology Society sign transformative agreement ― MPDL 2021/12/01 (accessed 2021-12-08)

[小欄関連記事]

2020年10月22日 Springer Nature社、MPDLとNatureジャーナルに関するTAを締結

2021年09月22日 Microbiology Society、同会のOAジャーナルのオープンリサーチプラットフォームへの転換に関する調査結果を公開