NISTEP、新型コロナウイルス感染症による日本の大学における研究活動への影響を公表

2022年02月01日

日本

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、1月20日、「新型コロナウイルス感染症による日本の大学における研究活動への影響」(DISCUSSION PAPER No.204)を公表した。 

これは、2020年9月11日~12月25日に実施した日本の科学技術状況に関する総合的意識調査(NISTEP定点調査2020)のうち、大学所属の自然科学系の研究者 1,176 名(調査対象1,275名、回答率 92.2%)の回答を用いて、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が研究活動に与えた影響について分析したもの。

「研究活動への影響」「研究活動の進捗状況」「研究活動を行う上でのデジタルツール等の活用状況」「現状の懸念と今後求められる変化・対応等」の4つを調査項目とした。さらに回答者属性(「論文数を用いた所属大学の規模」「専門分野」「研究手法」「所属部局が属する都道府県の感染状況」)を付与し分析を行った。

その結果として、規模の小さい大学の研究者は規模の大きい大学の研究者と比べ多大なマイナスの影響を受け、主要な対策の一つであるデジタルツール等の活用も進んでいなかったこと、分野によって影響を受ける研究活動の局面は異なり、農学・保健分野ではデジタルツール等の活用が遅れていたこと、研究活動は例年に比べ全体的に停滞し研究手法によってマイナスの影響が異なること、感染率の高い地域では研究活動の諸局面で大きなマイナスの影響を受け一部でデジタルツールの導入が積極的に進められたことなどが示された。

新型コロナウイルス感染症による 日本の大学における研究活動への影響(html

※以上、NITEP (accessed 2022-01-27)

[ニュースソース]

「新型コロナウイルス感染症による日本の大学における研究活動への影響[DISCUSSION PAPER No.204]」の公表について ― NISTEP 2022/01/20 (accessed 2022-01-27)

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