科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、1月25日、「『博士人材追跡調査』第4次報告書」(調査資料-317)を公表した。
本報告書は、2014 年からNISTEPが実施している「博士人材追跡調査」の第4次版。今回は2018 年度博士課程修了者の1.5 年後(2020 年)について調査を実施した。調査対象は、1万5,658名、回答数は3,894件(回答率:24.9%)であった。
結果として、博士課程修了1.5 年後時点での年齢は30代が約63%を占めていたこと、全体の約54%が学費を免除されていなかったが、外国人学生では約67%が何らかの免除を受けていたことを示している。
そのほかに、博士課程修了後の雇用先は大学等が約52%、民間企業が約27%、公的研究機関が約8%、非営利団体が約7%であったこと、博士課程修了の翌年度における年間所得は保健、工学、 理学、社会で高く、特に保健分野は1,000 万円以上が30%超であったこと、一方人文分野は100~200万円未満が20%を占めていたことなども示している。
博士人材追跡調査-第4次報告書(html)
※以上、NITEP (accessed 2022-01-27)
[ニュースソース]
「『博士人材追跡調査』第4次報告書」の公表について[調査資料-317] ― NISTEP 2022/01/25 (accessed 2022-01-27)
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2020年12月02日 NISTEP、「博士人材追跡調査」 第3次報告書を公表