NISTEP、「科学技術に関する国民意識調査 -SDGsについて」を公表

2022年08月04日

日本

NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、7月29日、「科学技術に関する国民意識調査 -SDGsについて」(DISCUSSION PAPER No.211)を公表した。

これは、科学技術に関する国民意識を把握し、科学技術イノベーション政策の立案・推進に資する基礎データを提供するために、同研究所が2009年度から継続的に実施している調査。2022年度(2022年6 月調査)は、SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)の認知度や科学技術・イノベーションのSDGsに対する貢献の期待を把握することを目的に、15歳から69歳までの男女6,600人(インターネット調査会社に登録しているモニター回答者)に対してインターネット調査を実施した。

その結果として、SDGsの認知について「内容を(ある程度)知っている」と回答した者の割合が、男女別では男性が高かったこと(男性58%、女性54%)、世代別では24 歳以下の若い世代(20~24歳:61%、15~19歳:71%)と60 歳以上のシニア世代(60~64歳:58%、65~69歳:61%)が高かったことを示している。

3つのスケール(「世界全体」「日本国内」「身近な生活」)ごとに、科学技術・イノベーションの貢献が重要なSDGsの課題について聞いた結果、3スケールにおける全ての項目で女性が男性を上回るなど、女性の方が科学技術・イノベーションの貢献に対する意識が強いこと、「貧困」「食糧問題」(各73%)、「気候変動・地球温暖化」「平和」(各70%)と回答したものが多かったことなどを示している。

科学技術に関する国民意識調査 -SDGsについて-(html

※以上、NISTEP (accessed 2022-08-03)

[ニュースソース]

科学技術に関する国民意識調査 -SDGsについて-[DISCUSSION PAPER No.211]の公表について - NISTEP 2022/07/29 (accessed 2022-08-03)