NII(National Institute of Informatics、国立情報学研究所)は、7月27日、「オープンサイエンスのためのデータ管理基盤ハンドブック-学術研究者のための"個人情報"の取扱い方について-」を発行した。
これは、個人情報保護に焦点をあて、研究者がデータを取り扱う時の注意点を解説したもの。14章からなる本ハンドブックは、個人情報保護法の対象となる情報および取扱者の定義、研究利用目的での例外の考え方、研究分野ごとの留意点などに関するポイント解説やQ&Aなどを示している。
同研究所は、研究データ管理基盤GakuNin RDMの整備を進める中、新たな個人情報保護法(2022年4月施行)による混乱を避けるために、⽂部科学省と連携し「オープンサイエンスのためのデータ管理基盤ハンドブックにかかる検討会」を設置。有識者らとの議論を経て本ハンドブックを作成・公開したという。
[ニュースソース]
ビッグデータ時代の研究の個人情報保護ルールの全体像を説明~「オープンサイエンスのためのデータ管理基盤ハンドブック」を発行~ ― NII 2022/07/27 (accessed 2022-08-04)