JST、ESOF2022において世界防災フォーラムとセッションを共催。レジリエントな社会の実現に向けて、科学・科学者・地方自治体は何ができるか(記事紹介)

2022年08月09日

日本 ヨーロッパ

JST(科学技術振興機構)は、8月3日、「ユーロサイエンス・オープンフォーラム(ESOF)※2022でJSTセッションを開催」と題する記事を公開した。

本記事は、7月13~16日にオランダ・ライデンで開催されたESOF(EuroScience Open Forum)2022で、JSTが世界防災フォーラムと共催したセッション"Integrated Community Building to Sustain a Resilient and Healthy Society"について紹介したもの。

本セッションは、多様化する危機を背景に、より一層の統合的かつ効果的な取り組みが求められているレジリエントな社会の実現に向けて、その基盤をなすコミュニティー形成に科学ができること、科学者と地方自治体が共に取り組めることは何かをテーマに行われた。

本セッションでは、柳谷理紗氏(災害に備えたコミュニティーづくりの事例と課題)、Katja Sjöholm氏(市民参加型オープンイノベーションを推進するフィンランド・エスポー市の先進事例)、Walter Ammann氏(グローバルリスクフォーラムが提示するモデルを基に、「仙台防災枠組」などの達成に向け、政府や自治体がリスク管理をどのように考えリスク軽減に対する意識とコミットメントを高めていくか)の3名が講演。

その後のオープンディスカッションでは、コミュニティー形成でのデジタルやデータ活用の利点・可能性、科学が提示できる客観的な視点の重要性などについて議論したという。

※EuroScienceが主催する、2004年から隔年で開催されている、科学とイノベーションに関するヨーロッパ最大の学際的会議。研究者、イノベーター、政策関係者、ジャーナリスト、教育関係者など、90カ国以上から 4,500人超が集う。

[ニュースソース]

ユーロサイエンス・オープンフォーラム(ESOF)2022でJSTセッションを開催 ― JST 2022/08/03 (accessed 2022-08-08)

EOSF ― EOSF (accessed 2022-08-08)