NLM (National Library of Medicine、米国立医学図書館)は、8月9日、サル痘関連コンテンツへのアクセス強化・促進を発表した。
同図書館は、サル痘に関連するジャーナル論文のパブリックアクセスのために、PMC(PubMed Central)への投稿などに関して出版社との関係を強化。また、GenBankやClinicalTrials.govを通じて登録されるサル痘の遺伝子配列のレビューを優先するとした。
そのほかに、サル痘に関する信頼性の高い消費者向け情報の英語およびスペイン語での提供を目的に、"MedlinePlus" Web サイトのコンテンツを更新したという。
本取り組みは、WHO(World Health Organization、世界保健機関)のPHEIC(Public Health Emergency of International Concern、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態)宣言や、米国OSTP(Office of Science and Technology Policy、大統領府科学技術政策局)のサル痘関連の論文およびデータをパブリックアクセスにするよう求める声明に応じるものであるという。
[ニュースソース]
NLM Leverages Its Information Resources to Improve Access to Monkeypox-related Literature and Research -- NLM 2022/08/09 (accessed 2022-08-10)
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2022年08月08日 米国OSTP、サル痘関連の論文およびデータをパブリックアクセスにするよう求める声明を発表