Springer Nature社は、8月11日、レポート "Discover the amplifying reach and impact of Springer Nature's fully open access (OA) portfolio"を公開した。
本レポートは、BMCやScientific Reports、Nature Communicationsなどが発行する580誌以上の完全OA(オープンアクセス)ジャーナルポートフォリオを総合的に分析したもの。
結果として、同ポートフォリオの1論文あたりのダウンロード数は平均7,000回以上、被引用数は平均7.39回、JCR(Journal Citation Reports) カテゴリーは139にのぼることを示している。
そのほか、本レポートでは、同社の20年以上にわたるOA化の変遷やその成果、同ポートフォリオに含まれるジャーナルの紹介、大手出版社とのデータ比較(ダウンロード数や被引用数ほか)なども紹介している。
同社は、今後も研究のオープン化およびオープンサイエンスの推進を目的に、2024年までに研究論文の50%以上をOA出版とするなど、研究コミュニティーを支援していきたいと述べた。
[ニュースソース]
新たな報告書により、シュプリンガー・ネイチャーの完全OAジャーナルで出版した場合、競合他社と比較して論文著者の恩恵が大きいことが判明 - Springer Nature 2022/08/11 (accessed 2022-08-22)
Discover the amplifying reach and impact of Springer Nature's fully open access (OA) portfolio - Springer Nature(accessed 2022-08-22)
New report shows publishing in Springer Nature's fully OA portfolio delivers greater benefits for authors than its competitors - Springer Nature 2022/08/11 (accessed 2022-08-22)
[小欄関連記事]
2009年02月25日 SpringerのBMC買収でOA認知度がアップ