DIAMAS(Developing Institutional Open Access Publishing Models to Advance Scholarly Communication)※は、6月5日、新ツール"DOAS(Diamond OA Standard)"を紹介するサイトを公開した。
DOASは、ダイヤモンドOAの自己評価ツール。出版社やジャーナルは、ダイヤモンドOAの技術的なガイドやベンチマーキングのリソースとして本ツールを利用できる。
同ツールは、7つの主要な要素「資金調達」「法的所有権、ミッション、ガバナンス」「オープンサイエンス」「編集管理、編集の質、研究公正」「サービスの技術的効率性」「可視性、コミュニケーション、マーケティング、インパクト」「EDIB(Equity, Diversity, Inclusion and Belonging)、多言語、ジェンダー平等」に基づいた評価基準を示している。
DIAMASは、同ツールを活用したダイヤモンドOAへの転換のステップとして、本要素に基づいた評価基準に関するレビュー、ダイヤモンドOAの品質基準に対する準拠の評価、公平な出版モデル(ダイヤモンドOA)への転換、同ツールが示す基準に対する準拠の評価および改善を示している。
※ダイヤモンドOAに関する欧州のプロジェクト。
[ニュースソース]
Introducing DOAS: The Benchmark for Diamond Open Access Quality ― DIAMAS 2024/06/05 (accessed 2024-06-06)
[小欄関連記事]
2024年03月14日 SPARC Europe、ダイヤモンドOAに関わるプロジェクトDIAMASが財務自己評価ツールを開発していると発表