米IBM、クラウドベースの特許解析ツール"SIIP"を発表

2012年01月05日

北米・中南米

米IBMのビジネス分析・最適化(Business Analytics and Optimization、BAO)サービス(和文紹介はこちら)は、このたび、特許・科学文献から化学・生物学データを抽出分析するクラウドベースの新ツール"IBM BAO strategic IP insight platform"(SIIP)を発表した。

米国の特許商標局(USPTO)、欧州特許庁(EPO)、世界知的所有権機関(WIPO)、米国立医学図書館(NLM)MEDLINE データベースを検索対象としており、高度画像解析法と光学的化学画像・化学式認識法の採用により、手作業では数ヶ月かかる分析が短時間にできるという。

このツールのもたらすメリットとして、研究開発の生産性向上、知財ライセンスの増加、オープンイノベーションの支援、連携候補や買収対象の特定、競合他社の情報入手、出願特許認定率の向上などがあるとしている。

[ニュースソース]
IBM's SIIP Analyzes Intellectual Property From the Cloud – IBM infoboom 2011/12/13
[関連記事]
IBM Releases Tool for New Kinds of Patent Searches – CIO TODAY 2011/12/28