ITHAKA が、先日米議会下院委員会に提出された法案H.R.3699(Research Works Act)には与しないとして、同法案を支持する米国出版者協会(AAP)(参照)から一歩距離を置くようだ。
これは、オープンアクセスを唱道するRichard Poynder氏からの質問にITHAKAが答えたもので、その内容は次のとおり。
「私たちの基本方針は、持続的・長期的保存が可能な方法で、学術論文へのアクセスを最大限広範囲に提供することである。当該法案を支持するつもりはないし、AAPを脱会するつもりもない。全ての問題にAAPと同調するわけではない。が、多くの図書館・学術協会に参加しており、AAP会員の地位は尊重する」
ITHAKAは、JSTOR やPORTICO などを提供し、情報・ネットワーク技術で学界を支援している非営利法人。
[ニュースソース]
ITHAKA becomes the second AAP member to disavow the Research Works Act – OPEN AND SHUT? 2012/1/12