"Publishing and the Ecology of European Research"(PEER)が、経済報告"PEER Economics Report"(PDF74ページ)を公表した。
論文の登録・流通・管理に携わる主要機関の具体的活動の経済的側面を調査したもので、出版社・リポジトリ間のコスト構造比較、出版社・リポジトリの'make or buy'決断とコスト構造への影響、多面的な市場競争の特徴などを明らかにする。
PEERは、欧州委員会(EC)の支援の下、著者の最終査読原稿の大規模・系統的デポジット(いわゆるグリーン・オープンアクセス[OA])が論文アクセスや著者知名度、学術誌存続性などに与える効果を調査する、出版社・リポジトリー・研究者連携プロジェクトで、実施期間は2008年から2012年まで。
[ニュースソース]
・PEER Economics Research - Final Report Available – PEER 2012/1/20
・PEER Economics Research: Final Report now available – SPARC OA Forum 2012/1/20