オックスフォード大・ハーバード大など、異種データ共有基準を協同策定

2012年01月31日

北米・中南米 ヨーロッパ

英国のオックスフォード大学や米国のハーバード大学幹細胞研究所(Harvard Stem Cell Institute、HSCI)を始めとする世界の研究機関30超の協力者50名以上が、膨大で根本的に異なる異分野のデータ共有(収集、管理、利用)に向け、共通基準"ISA Commons"を協同策定した。

これにより、異分野の研究成果を関連づけることができるという(例:魚の正常血液幹細胞研究と小児ガン研究の関連性)。ハーバード大学医学部でも利用中のようだ。

基準策定に当たっては、HSCI、国立衛生研究所(NHINIH)、英国のバイオテクノロジー・生物科学研究会議(Biotechnology and Biological Sciences Research Council、BBSRC)と自然環境研究会議(Natural Environment Research Council、NERC)から助成を受けた。

基準策定の意図などは、Nature Genetics誌のCOMMENTARY"Toward interoperable bioscience data"とEDITORIAL"It's not about the data"を参照されたい。

[ニュースソース]
Oxford, Harvard scientists lead data-sharing effort – EurekAlert 2012/1/29

※短縮形をNIHに訂正しました(2012/2/8)。