Times Higher Educationの3月29日付記事"Wellcome Trust gets tough on open access"によると、英国のウェルカム財団(Wellcome Trust)が、RCUKオープンアクセス(OA)方針案発表を受け、OA規定の遵守を厳しく求めていくようだ。
同財団は、RCUKと同じく、助成研究成果の論文発表後6か月以内のOA化を規定しているが、現時点の遵守率は55%という。デジタルサービス部長のRobert Kiley氏は、改善策として、(1)助成研究成果が公開されていることを機関に責任をもって確認させた後、最終支払いを行う、(2)今後の助成申請審査時に、当該研究者の公開実績を考慮する、(3)公開はCreative Commons の"CC-BY" licenceによる、などを挙げている。
[ニュースソース]
上述
[関連記事]
2012年3月27日(火曜日) 英国: 火種となったRCUKのOA方針案(記事紹介)