米国: 電子ジャーナル利用条件ひな型の実用状況(C&RL調査報告)

2012年04月19日

北米・中南米

米国大学・研究図書館協会(ACRL)の時事誌"College & Research Libraries"(C&RL)2012年3月号に、"How Institutionalized Are Model License Use Terns:An Analysis of E-journal License Use Rights Clauses from 2000-2009"と題する調査報告が掲載された。(編注:Ternsは綴りミスで、Termsが正)

ひな型の電子ジャーナル利用条件が、出版社でどの程度実用(成文化・制度化)されているかを調査したもの。

(Abstract前半試訳)
(電子ジャーナル利用に関する)モデルライセンス中の利用条件が(複数の)出版社のライセンスで実用(成文化・制度化)されている度合いを調査した。利用条件は、ダウンロード、学術的共有、図書館相互貸借(ILL)、電子保存の4分野で調査した。データ採取・分析対象は2000-2009年の電子ジャーナル224誌。利用条件の経時的な変化、コンソーシアム/サイトライセンス利用条件の差異、商業/非商業出版社ライセンス利用条件の差異も調査した。その結果、モデルライセンス利用条件は、実用されているもの/いないものがあることが判明した。最も多く実用されているのは、ILL、ILLのための電子送信、電子保存、電子保存ファイルの削除義務不要などあった。(以下省略)

[ニュースソース]
上述