遺伝学者、arXivの可能性に注目(nature記事紹介)

2012年08月02日

北米・中南米

"Geneticists eye the potential of arXiv"( 遺伝学者、arXivの可能性に注目)と題する記事が7月31日付natureに掲載された。

プレプリントサーバー"arXiv"は、理論物理学者や天体物理学者が最も多く利用しているが、最近は、投稿件数はまだ少ないが、利用率は定量生物学者が抜きんでているというもの。

2008年には、凝縮系物理学者が鉄系超電導化合物プニクチド(pnictide)に関するプレプリントを大量に投稿し、進歩の速い分野での先行性を主張したが、同様の現象が集団遺伝学者にみられるとしている。

arXiv創設者のGinsparg氏は、「利用開始が遅くなっても、利用しないよりはよい。いったん利用すると、もう手放せないだろう」と自信をのぞかせる。

[ニュースソース]
上述 
[関連記事]
GINSPARG, Paul. ArXiv創設20年. 情報管理. 2011, vol. 54, no. 7, p. 415-420.